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2020年3月31日
Qiita株式会社

ご報告とお詫び
「Qiita」「Qiita Jobs」におけるユーザー情報の取り扱い不備について

各位

Increments株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴田健介、以下「弊社」)の運営するプログラマー向け情報共有サービスQiitaのユーザーページ(以下「ユーザーページ」)において、本年3月25日にリリースした新機能に関し、Qiitaのユーザー様をはじめとする皆様にご心配・ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

本件の事実関係については、弊社内で調査を進める中でQiita Blogにおいてもお知らせしておりましたが、事実関係の確認を行った結果につきまして、判明した事実を改めてご報告いたします。

本年3月25日にリリースした新機能は、ユーザーページにおいて、ユーザー様が閲覧されたQiita内の記事に付されたタグのうち出現割合が高かったもの上位5つ及びその割合を、「読んだ記事」として公開し、他のユーザー様からも閲覧可能とするものでした。また、「読んだ記事」の公開を望まないユーザー様向けに、非公開設定に変更するためのURLとしてご案内していたトレジャーデータ株式会社(以下「トレジャーデータ社」)のウェブサイトは、ユーザーページの公開設定の変更を行うためのものではなく、同ウェブサイトからユーザー様が非公開設定に変更することはできませんでした。

ユーザー様の同意を得ることなく、ユーザーページにおいて「読んだ記事」を公開し、また非公開設定について不正確なご案内をした結果、ユーザー様にご迷惑をお掛けしたこと、深くお詫び申し上げます。

すでにQiita Blogにてお知らせしましたとおり、弊社で設定変更を行い、同月26日以降、全ユーザー様の「読んだ記事」は一律非公開としております。
また、本件に関連してユーザー様の情報の取扱いについて調査を進めた結果、弊社が提供する、エンジニア向け転職支援サービスQiita Jobsにおいても、以下の対応を行いました。

Qiita Jobsにおいては、2019年11月19日以降、Qiita Jobsを利用される企業様が、ご登録いただいている個人のユーザー様の「よく読んでいるタグ」及び「関心ワード」に加え、IPアドレスに基づき「北海道地方・東北地方・首都圏・北関東地方・中部地方・関西地方・中国地方・四国地方・九州地方・沖縄地方又は不明」に分類した推定エリアを確認できる機能を、ユーザー様に事前にお知らせすることなく追加していたことが判明いたしました。同機能は、登録企業のうち実際に求人を掲載されたことがある企業様が確認できる仕様になっておりました。
同機能につきましては、サービス利用規約第11条においてQiita Jobsでの利用について記載をし、Qiita Blog (https://blog.qiita.com/revision-of-terms-article11/)でも触れておりましたが、個人情報保護法上、不十分な対応でした。同機能は、同じく本年3月26日以降非公開としております。

なお、弊社は、トレジャーデータ社の提供する顧客データベース基盤に、弊社がQiita及びQiita Jobs上で取得したユーザー様に関するデータを蓄積しておりますが、当初より、記事の閲覧履歴をはじめ、ユーザー様に関するデータは弊社のみがアクセスでき、トレジャーデータ社を含めて第三者はアクセスができないよう措置を講じております。契約関係上も第三者による弊社データへのアクセスは認めておりません。弊社が、ユーザー様に関するデータを、トレジャーデータ社によるマーケティング等への利用のため提供した事実、又は、弊社が、ユーザー様に関する情報について、トレジャーデータ社から提供を受けた事実はございません。

Qiita とQiita Jobsにおける個人情報の取扱い不備及び、サービス利用規約及びプライバシーポリシーの記載が正確ではなかったことにより、ユーザーの皆様へご迷惑をおかけしたことに関しまして、重ねてお詫び申し上げます。

今後、本件についての一切のお問合せは、下記弊社窓口へご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【本件に関するお問い合わせ先】
「Qiita」「Qiita Jobs」ユーザーの皆様
「Qiita Jobs」ご利用企業の皆様
報道関係者様
担当:中島 担当:尾崎、上坂
Email: support@qiita.com Email: press@qiita.com

※新型コロナウイルス感染拡大の防止の観点から、現在、在宅勤務を実施しておりますため、メールのみで対応させていただきますので、ご了承願います。

弊社は、再発防止策に取り組むとともに、個人情報保護委員会にも報告の上、適切に対応して参ります。

今後も「エンジニアを最高に幸せにする」をミッションに、社員一人ひとりが自覚と責任を持ち、エンジニアの皆様に安心してご利用頂けるサービスの提供と拡充に努めてまいります。